CephaloMetrics AtoZ 6.5 について 2004年度バージョン

新機能のご案内


分析表の追加

 ダイアグノーシスシート(分析表)を追加し、TWEED, STEINER, Dr.Kim, BOLTOM INDEX, その他のメジャーな計測項目を一枚のシートとして出力できるようになりました。
 表示メニューから "分析表 [12] "を選択します。分析表のみを印刷する場合には、プリンタで12ページとページを指定して印刷します。


McNamara分析のトレース印刷

 McNamara分析の印刷時に、N.- Perp.のラインと上顎下顎のトレースを印刷する機能を追加しました。
 N.-Perp.ラインからA点、B点の距離も同時に印刷されます。


ユーザー分析でKimパラメーターを表示可能に

 ユーザー分析(オリジナルの分析定義)で、表示画面・印刷物にKimパラメーターを表示できるようになりました。
 ユーザー定義で線分のオリジナル定義をする方法と同様に、定義メニューの"表示線分の定義"を選びます。任意の番号の線分の設定を、「計測点1,2」の双方とも「201」と入力します。「線の数」を1つ追加した数にします。「変更」ボタンを押して変更内容を登録してから、「終了」ボタンを押します。
 定義した分析を選択すると、トレース表示画面の左上にKimパラメーターが表示されます。


プロフィロにPlatal Planeを
表示可能に

 プロフィロ表示設定画面で、軟組織、歯軸に加えて、Palatal Planeの表示・非表示を設定できるようになりました。


平均値出力ファイルの追加


 計測値の平均を出力するときに、これまでの出力ファイルに加えて、平均したそれぞれの患者のデータを参照するファイルも出力できるようになりました。テキスト形式で出力されるので、Excel等のソフトで開くと分かりやすいレイアウトで表示されます。

「全リストを出力」の項目にチェックを入れると、平均値のファイルに加えて「all_list.txt」が出力されます。

 平均結果のファイルはテキスト形式なので、Excelやワープロソフト等で開くと見やすく表示されます。平均値はこれまでと同様に、各ポイントの座標や計測項目の平均値が表示されます。図はExcelで開いたものです。
 「all_list.txt」は、平均を求めた全てのファイルの、各計測項目の数値をテキスト形式で出力したものです。これもExcelなどで開いてください。


ビューレイアウトの追加


 ビューレイアウトに新たに治療前・中・後の口腔内や顔貌写真3種類を比較できるものが追加されました。比較したいファイル3つを順番に開いた状態で、ビューレイアウトツールをクリックします。ビューパレットの「Select View」ボタンを押して、一覧の中からフォーマットをマウスでクリックして選択します。


ポイント入力カーソルのカラー変更

 ポイント入力時のカーソルの色を灰色から赤色に変更しました。
 バックのコントラストに影響されにくく、カーソル位置が確認しやすくなりました。


JPEG取り込みフレームの設定

 JPEG画像の入力時に、取り込みフレームの大きさを記憶するようになりました。

例) 「咬合面上」の写真で決定した取り込み枠の大きさを記憶し、「咬合面下」の画像を開いたときも同じ大きさ枠を表示します。顔貌写真、レントゲン画像なども同様です。
 その都度フレームの大きさを調節する必要がなく操作が簡略化され、かつ、組写真の体裁を美しくすることができます。


フェイシャルダイヤグラムでの標準値の表示

 
フェイシャルダイヤグラムで標準値を表示する場合、「Custom」で重ね合わせる基準点と基準平面をカスタマイズしてもフェイシャルダイヤグラムを構成する12ポイント以外の点を選択していると、標準値のデータを表示させることができませんでした。今回のバージョンより、FH平面を基準平面に定義しても標準値を表示できるようになりました。ただし、基準点は12ポイントのいずれかでなければなりません。

FH平面とNasionで重ね合わせた場合

トレースのみで拡大表示可能に
 トレースのみの入力(レントゲン画像なしで、タブレットよりトレースのみを入力の場合)でも、表示の拡大と縮小ができるようになりました。(従来は、レントゲン写真、顔貌写真が入っていないと拡大表示できませんでした。)

グラフテック社製のデジタイザに対応
 Windows版のみグラフテック社製のデジタイザに対応しました。

ウィンドウ内容のコピー
 メニューバーの編集メニューから”コピー”を選んで、ウィンドウ内の画像や文字列をコピーする場合、スクロールバーを動かさないとウィンドウに表示されない部分も全てコピーするように変更しました。(画像やポリゴン表、分析値など全て)

正貌のみのトリートメント
 正貌のみの入力でトリートメントシミュレーションができるようになりました。以前のバージョンでは側貌のトレースが入力されていないと、正貌のシミュレーションができませんでした。