Tube 

真空管のページ

このページはアメリカWestern ElectricのTube情報を掲載しています。
私の持っているWEの真空管を中心に並べてみました。
Western Electric Valve list of my Valves

出力管
在庫  $1949

前段
在庫  $1949

整流管 関連
在庫  $1949
VT25セラミック 8 239A 6 274A刻印 1
VT25茶ベース 4 264B 6 274Aプリント 6 5.55
VT52刻印 2 264C刻印 12 274B刻印 8
101D ST 10 5.65 264Cプリント 18 7.55 274Bプリント 4 5.55
102D ST 4 6.50 262Aナス 2 412A 40
104D ST 2 6.10 262B刻印 8 6.70 313CA 4 6.45
205D 丸球 29 262Bプリント 12 6.70 280ナス 8
205E 4 310Bラージパンチ 8 12.60 351A プリント 2 13.90
300B 刻印未使用 2 348Aメッシュ 10 11.35 351A 刻印 1
300B 刻印 4 348Aラージパンチ 8 - - -
300B プリント 4 6.70 252Aプリント 2 20.00 - - -
350B 8 15.20 - - - - - -
$1949は1949年当時の真空管の参考価格(ドル/1本)です。

WE300AとWE300Bについて

 WEの300Bと300Aは、根本的に音が違います。274Aナスと刻印の違いがあるように300Aは205Dに通じる音がします。300Bも刻印はそれなりにいい音がしますが、1988年の最終BELL球も結構いい音がします。ただ1988年のBELL球はすぐゲッターがなくなります。300Bの広がった音を少ししまるのがVT52刻印です。構造が205Fとか252Aに近く良く似た音がします。適当な値段ですから、300Bシングルに差し換えて使用しています。

WE205Dはどんな音?

 205Dは丸球ですが(テニスボールぐらいの大きさなのでテニスボールとも表記される)、1924年から1942年までしか作られていません。トップマーク、刻印で205Dと表記されています。ヒータは4.5Vです。現在入手が困難ですが、もし手に入れられたらシングルアンプとして使ってみたらどうでしょう。すばらしい直熱の音がします。 Sylvania 1276 (military use )が代用品として使えるので使ったことがありますが、まーひどかったです。205Fも300Bも205Dと比べてやはりだいぶ音が違います。205Eはヒータは同じく4.5vですがB電源は130Vなので耐圧が低いのできれてしまうかもしれませんが、同じく46アンプに使用しています。205Fは1942年から1979年まで生産されています。ST管なので音はこじんまりとしてしまいます。(小川さん--管球王国9号自作記事参照--からメールがきまして205Eの規格は205Dと同等とのことです。99.11.20)
 8C,9A,11A,13C,17B,18B,25B-D,32A,34A-B,35A,42A,45A,46C,46D,51A,60A, 70A,79A,D-85808,D-92080のパワーアンプに使用されました。後TRANSMITTERS,  Oscillators、Audiphones、Radio Telephones、Control Cabinets等のたくさんのアンプに使用されました。

中国製205D
 WEの205Dのコピーが中国で最近生産されています。明るい音だそうですが、聞いたことがないのでわかりません。

リファレンス:75Years of Western Electric Tube Manual/ Bernard Magers、WESTERN ELECTRIC TUBE DATA/ANTIQE ELECTRIC SUPPLY