天然濃厚ミネラルイオン剤について

天然濃厚ミネラルイオン剤 (日本薬局方外医薬品 昭和35年12月14日厚生省佐薬承認)

当社は下記の天然濃厚ミネラルイオン剤そのものは取り扱っておりませんが当社の安永愛ハンドクリームに使用しております。天然イオンの説明のため下記に説明してあります。

 鉱泉剤は私達が生命を維持し常にはつらつと活動を続けるために絶対欠く事の出来ない鉄をはじめ銅・マンガン・カルシウム等10余種の貴重なミネラル(鉱物質)から組成されており、鉱石中に含有してる天然の貴重な成分をそこなわす事なく表記成分を抽出精製したイオン液剤でありますので、一般に湧出してている鉱泉と違い濃厚薬品化した鉱泉であります。
 ミネラル(鉱物質)がややもすると栄養上に於ても病気の治療上にもなおざりにされがちですが、その重要性については医学的にも薬学的にも証明されています。
 鉱泉剤には鉄分が多量に含有されており、鉄が如何に人体に欠くことの出来ない物質であるかは血液の赤い色素即ち赤血球の主成分である「ヘモグロビン」が鉄化合物であり我々の呼吸作用にも密接な関係を有し、酸素を体内に運搬してくれる物質でありますが、これが少なくなると呼吸作用にも障害を来します。このように鉱泉剤に含有されている鉄分はヘモグロビン生体酸化作用に関与する酸素の鉄の原料となり補血強壮としての作用を有し新陳代謝を良くするので日常の健康保持、疲労回復、妊産婦、病中病後の衰弱等、消耗あるいは消失する体成分を補うと共に身体を強健にします。又血行障害による神経痛等の治療に対しても用いられます。
 鉱泉剤は硫酸鉄、硫酸アルミニウム等が収れん作用を有し出血の局所に直接作用し血液中の蛋白質を凝固せしめ止血の目的を果たしますので、外用として切傷、火傷、火傷、あせも、たむし等の治療に用いられます。
 鉱泉剤に含まれる硫酸マグネシウムは腸内の浸透圧を高め水分を増加せしめるため腸内容物を乾固にせず流動性を保って移動せしめ腸内の腐敗を防ぎ整腸の役目を果たします。その他単一塩とは異なる各含有成分の共同作用により胃腸、腎臓、肝臓等の疾患に効果があります。人工的な鉄剤はややもすれば胃腸の消化作用に害を及ぼしますが、鉱泉剤は収れん作用が強く相乗作用で胃腸粘液の整腸保護作用の働きをし胃腸の消化を助け食欲増進し全身の栄養を回復させますので元気旺盛健康な身体となります。

鉱泉剤の特長
1.本剤は内、外用に適応出来る便利で経済的な常備薬です。
2.本剤は液剤であるから消化吸収が容易で消化器並に内臓緒器官の能率を増進せしめ食欲を旺盛にする為一般食品の栄養分を充分に摂取できます。
3.本剤はその用法によって制瀉、緩下の両作用を調節し整腸されます。

内服液

成分・分量 540ml中
[陽イオン]水蒸イオン       7.56mg
      ナトリウムイオン    5.94mg
      カルシウムイオン   170.28mg
      マグネシウムイオン  203.58mg
      第二鉄イオン    1517.40mg
      マンガンイオン    24.84mg
      アルミニウムイオン  709.56mg
      銅イオン        7.23mg
[陰イオン]塩素イオン      2.74mg
      ヒドロイオン   1897.56mg
      硫酸イオン    7510.86mg
[遊離成分]メタ珪酸イオン   107.46mg
[その他]  カリウムイオン   微量
      アンヒニウムイオン 微量
      燐酸イオン     微量
      メタほう酸イオン  微量
      メタ亜硫酸イオン   痕跡

効能
慢性胃腸病、胃及腸カタル、貧血、貧血による諸疾患(貧血から起る頭痛、目まい、息切、動きが激しい方)病後衰弱、腎臓病、肝臓病

用法・用量
 通常およな1回15ml(添付のコップ2/3量)15才〜6才まで大人の1/2量 6才〜3才まで大人の1/4量 清水又は白湯で薄め1日3回食後30分に服用してください。
服用の前後1時間はお茶またはコーヒー、紅茶をなるべく避けて下さい。
但し麦茶、ハブ茶は差支えありません。

 1.本剤は濃厚液剤ですから15〜20倍に薄めて服用下さい。
 2.本剤を服用し便秘する場合は30〜35倍に薄め2回に分けて服用下さい。
 3.食欲不振の方は本剤を食前に服用すると食欲が増進します。
 4.下痢が激しい時は本剤を原液又は白湯で2〜3倍に薄め1日2〜3回服用すると止まります。
 5.本剤は食物の消化を助ける力が大ですからなるべく食後の30分〜1時間の満腹時に服用して下さい。
 6.本剤を服用すれば便が黒色に変化しますが薬の作用ですから御心配いりません。


外用の場合

効能
火傷、切傷、ひぜん、あせも、いんきん、たむし、とびひ、歯痛、神経痛、リウマチ、関節炎、打撲、霜やけ、凍傷
用法・用量
通常2倍又は3〜4倍溶液を脱脂綿に浸し患部を数回洗浄し1日2〜3回塗布して下さい。
神経痛・リウマチ・関節炎・皮膚病・凍傷・霜やけ・打撲
400倍〜500倍に薄めて入浴(湯180lに対して本剤宅360ml)又は本剤を温めて脱脂綿に浸し塗布温湿布して下さい