喘息とマイナスイオン

マイナスイオンで喘息もおさまる

 現代人の喘息は、空気が汚すぎ、しかもプラスイオンを帯びたその空気が呼吸によって体のなかに入り、体がますます酸性体質に変わったり、プラスイオンが入りすぎたために血管や気管支が著しく収縮して起こると考えられます。したがって、喘息を治すには、正しい食事にして体力をつける、体を暖める、還元力の高いよい塩(フライパンで高熱で1時間ほど煎った天然塩)を用いる。よい食事やよい生活を心がけるなどして、体にマイナスイオンを取り込むと同時に、還元力をつけることが大事になります

 マイナスイオン発生器を使うと、意外なことに喘息の発作がうそのように静まってしまいます。それは、プラスイオン化した空中のゴミがすっかり床に落ちて、部屋がきれいになるためです。しかも寝ている間もマイナスイオンを使えば、マイナスイオンが血液中にたっぷり取り込まれ、それは食べ物から摂取し、体のなかで酸化したビタミンCやビタミンEやベータカロチンにつき、再び還元型ビタミンとして酸化のもとである水素イオンを減らしたり、活性酸素を消したりするのに役立ちます。

 同じく、血液中や細胞中のミネラルは、マイナスイオンで取り込んだ電子を最外殻軌道の空いている席に取り込んで、電子リッチな状態になります。呼吸とともに吸い込んでしまったダニの死骸や糞などのタンパク質が気管支に炎症を引き起こすのですが、マイナスイオンのおかげでそうした炎症もとまってしまいます。ただし、空気中のプラスイオン化したゴミを床の上に落とすとき、大量にあった水のクラスターはマイナスイオンとしてゴミにまとわりついて床に落ちてしまうため、空気中の水分はぐっと減少してしまいます。つまり、ゴミの多い部屋ほど空気中の湿度は急に下がるので、その分、水分を部屋に補ってやる必要があります。マイナスイオン発生器を使用するときは、湿度計で湿度をチェックしつつ、適宜、加湿器を使ってベストコンディションを保つことが大切です。
 ところで、私の友人に長年喘息をわずらっている女性Tさんがいます。彼女にこのマイナスイオン発生器を勧めたところ、使ったその晩から、ぴたっと喘息が止まって驚いたといいます。

 昔から医療用として使われている気管支拡張装置は、水のクラスターを小さくする針が機械の中心部についていますが、そこにイオンカウンターを当てて測定してみると、なんと針の先からマイナスイオンが30万個も出ていることが分かりました。ということは、気管支拡張装置と気管支拡張剤を使わずとも、水だけでも同様にマイナスイオン(電子)を体のなかに供給することができ、その結果、乳酸値が下がり、血管が拡張されると同時に気管支も拡張されていくのではないかと考えられます。

 マイナスイオンを応用した喘息の予防、治療は今後の大きなテーマです。マイナスイオン発生器を室内でかけておくと、装置から直接、マイナスイオンが発生して湿度が下がるように思うかもしれませんが、そうではありません。

 そこをもう少し詳しく説明します。マイナスイオン発生器から出ているのは、マイナスイオンではなく電子そのものであり、その電子が空気中の水(水蒸気)のクラスターにぶつかると、クラスターを2つに分け、水のクラスターの大きいほうがプラスイオン、小さいほうがマイナスイオンに分かれるのです。そして、はじめは部屋のイオンが二分化していますが、比較的重いプラスイオンはやがて、部屋の床表面全体をプラスイオン化するようになり、部屋全体が均質にマイナスイオンがただよう状態になるわけです。その結果、最初に比べると湿度が10%程度減った状態になるのです。