マイナスイオンは救世主?

マイナスイオンはダニも白アリも蚊もよせつけない

 現代人は清潔症が増えている割に、科学音痴です。その結果として、科学物質過敏症のようなアレルギーに悩む人がますます増えてきました。しかし、白アリ、ダニ、蚊などを科学物質で駆除しようとするのは、農家が農薬漬け、殺虫剤漬けで農業をやってきた結果、農業をだめにし、環境を汚染したのと同じことで、このような愚かしいことを各家庭がやっているのです。抗菌を叫んだ分だけ、人間がその科学物質によって被害を受けることになります。気管支炎や、鼻炎などまず呼吸器が冒され、そしてそれらは、肝臓に大量に溜まり、やがて肝臓を破壊しつつアレルギー症状を起こすようになります。悪ければがんにもなるでしょう。

 しかし、科学物質を使わなくてもこうしたものをよせつけないたった一つの救いがあります。それはダニも白アリも蚊も特定のプラスイオン環境のなかでしか生きていけないという弱みを持っていることです。彼らは、湿気の高いプラスイオン環境が大好きです。だからマイナスイオン器をかけておくと、空気中の蚊はプラスイオンであるために、水のマイナスイオンが蚊の周りにベットリついて重くなり、飛べなくなって落ちてしまいます。そして、部屋が全体的にマイナスイオンになると、外にいる蚊は部屋に入ってきたがらず、自ら逃げていってしまいます。

 つまり、ダニも白アリも蚊もプラスイオンに帯電しているので、水のマイナスイオンが周りについてどれも下に落ちてしまいます。下に落ちてもまだ生きているかどうかが問題ですが、これがなんと全部死んでしまうから、殺虫剤を使う必要がないといえるのです。
 生命体のイオンの帯電は、その生命固有のもので、プラスイオンとして存在している害虫は、自分自身のイオンが逆転してしまえば、生命体が小さければ小さいほどすぐ死んでしまうのです。白アリやゴキブリはマイナスイオン環境のからっとしたところでは住めないのでどこかへ移住していき、その家から消えてしまうことになります。

 1998年、パドバ大学医学部衛生研究所で行なわれた実験では、マイナスイオンを24時間かけておくと、ブドウ球菌が90%死滅したという結果がでました。これと似たような結果は国内のマイナスイオン器(遠赤外線からマイナスイオンを合成するタイプ、エジソン(株)製造の[ヒマワリ])を使った実験結果からも明らかになっています。こちらの殺菌実験では、マイナスイオンを30センチメートル離れたところから送ることで、30分間で88%の大腸菌殺菌の効果が得られています。

 マイナスイオンの殺菌効果は、もっともっと研究されるべきテーマです。院内感染菌として知られるMRSA(メキシリン耐性黄色ブドウ球菌)なども同じく非常にマイナスイオンに弱く、殺菌されやすいことがわかりつつあります。

 病院などの人の集まるところで風邪の菌やインフルエンザ、MRSAの空気感染は今後一大テーマとして抗生物質の効かなくなった精菌問題と関連して世紀末の地球全体のテーマとしてにわかに注目を集めています。

 しかし、これらの菌のアキレス腱を利用して、室内も病院もそしてすべての環境もマイナスイオン化することで問題解決ができると予測できるのです。病院では、マイナスイオン器を使用し、院内感染に有効であるか否か研究してもらいたいものです。効果は実験室レベルでは立証されているのですから。